共同研究募集 Collaboration

短期的な認知機能データから長期的変化を予測するAIアプリケーション(テスト版)

こちらからWebアプリをご利用いただけます.

認知機能予測に関する特許情報が公開されました. https://ipforce.jp/patent-jp-P_A1-2023-172385

このアプリは,Hirakawa et al. (2022, Statistics in Medicine)で提案された,短期的な認知機能データから長期的変化を予測する手法をWebアプリ化したものです.認知機能の経時測定データが格納されているcsvファイルから,疾患進行時間の予測曲線を推定し,曲線のプロットを作成します.
データによっては推定ができないことがありますのでご了承ください.

ご利用ガイド

1. Step1

  • 解析するcsvファイルを選択してください.
  • csvファイルは以下の変数を格納している必要があります.変数名の指定はありません.
    ①    個人識別番号(文字/数値型)
    ②    アウトカム測定時点(数値型)
    ③    アウトカム測定値(数値型)
    ④    ベースライン時点の年齢(数値型)
    ⑤    (サブグループ解析を実施するときのみ)サブグループの指示変数(数値型)
  • Webアプリ上の「Download csv」ボタンからサンプルデータをダウンロードできます.
  • こちらからもサンプルデータをダウンロードできます.

2. Step2

  •  csvファイルに格納している変数から,以下に対応している変数を選択してください.
    ①    個人識別番号:「Patient identification number (chr/num type):」
    ②    アウトカム測定時点:「Measurement time point (num type):」
    ③    アウトカム測定値:「Outcome measurement (num type):」
    ④    ベースライン時点の年齢:「Age at baseline (num type):」
    ⑤    (サブグループ解析を実施するときのみ)サブグループの指示変数:「If necessary, subgroup indicator variable(num type):」

3. Step3

  •  解析に関する情報を入力してください.
    ①    アウトカムの状態が最も悪いときに取る値:「Worst outcome value:」
    ②    アウトカムの状態が最も良いときに取る値:「Best outcome value:」
    ③    解析対象とするベースライン時点の年齢の最小値:「Minimum age of patients to be included in the analysis:」
    ④    解析対象とするアウトカム測定数の最小値:「Minimum number of patient outcome measurements to be included in the analysis:」
    ⑤    微分方程式を解く疾患進行時間の最小値と最大値:「Minimum disease progression time for estimation:」,「Maximum disease progression time for estimation:」

4. Step4

  • 出力するプロットのサイズを選択した後に,「Perform analysis on the overall group」または「Perform analysis on each subgroup」を選択するとプロットが出力されます.
  • 「Perform analysis on the overall group」を選択した場合,全体集団を対象に解析します.
  • 「Perform analysis on each subgroup」を選択した場合,サブグループごとに解析します.
  • プロットが出力された後に,「Download individual data」から算出された個人ごとの疾患進行時間データ,「Download estimated curves」から推定した疾患進行予測曲線のデータをダウンロードできます.
  • 出力されたプロットは右クリックでコピーまたは名前を付けて保存が可能です.

 

 

共同研究募集のご案内

  1. 当研究室では、短期的な認知機能評価スケールの変化から、その長期的変化を予測するアルゴリズムを開発しました
    (特願2022-084152,Hirakawa et al. (2022, Statistics in Medicine))。
  2. 開発したアルゴリズムは、どのようなスケールにも適用可能であり、予測したい集団の数年間のデータがあれば、その20~30年の変化を予測することができます。
  3. ユーザ自身が実施する簡易評価スケールにアルゴリズムを適用することで、個人の認知機能の長期的変化を予測することができ、予測結果に基づき最適な予防情報を提供するなど、効果的なヘルスケア介入が可能となります。
東京医科歯科大学 臨床統計学分野 産学連携プログラム(共同研究)募集のご案内

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